エンタメは愛だ!

感想書く日記的なブログのつもりです

大怪獣のあとしまつ感想〜デモンエクスマキナではないだろ…

大怪獣のあとしまつを見てきたのですが、数日体調が悪くなってる気がする。

正直乾燥なんぞ書くつもりは甚だなかったのだが、これは吐き出さないと身体に悪い気がするのでぶち撒けることにします。

ネタバレ、酷評注意です。

 

 

 

 

 

 

 

 

・誰が何のために作ったのか?

一言で言えばこれにつきます。特撮、コメディ、ラブコメ、不倫要素どれも中途半端な印象であり、それらがバラバラに散らばっていて各要素がつながって見えない。ギャグが下ネタで不快とか恋愛要素がチープとか、根本的な原因に否定的意見が多いのは全面的に同意しますが、個人的にはそれらが映像として繋がった時、劇薬のように作用してたと思います。これは見て見ないとわからないと思いますし、酷評の感想を見ているだけでは味わえない苦痛さです。特撮的見せ場(ギャグなし)→下ネタオチ→恋愛描写(ギャグなし)と展開していくのをどういう気持ちで見ればいいのか…

また下ネタは小学生レベルなのに恋愛は不倫ネタと組み合わせもチグハグ。脳がバグります。

とにかく映像作品として見やすくない作品。映像は演技とCGの出来だけで見てるわけではない事を意識して作ってほしい。

 

ウルトラマンデウスマキナではないだろ

初日に見に行けなかったので感想も見てから行きました。だからシンゴジラとの対比をあまりしないように見に行ったのですが、まさか開始5分でウルトラマンだとは予想外。さらに開始20分くらいは期待させる映像が続くので、まさかこの後地の底まで落ちていくのか、と戦々恐々して身構えていました。結果は垂直に紐なしバンジーでしたが…

脱線しましたが、まさかシンゴジラだけでなくウルトラマンネタまで扱っていたとは。しかもくどすぎる上に分かりやすすぎる。それなのにほとんどネットの感想で触れられず、あたかもデウスエクスマキナでしかないような扱い。こうもデウスエクスマキナ連呼するのでうまく扱えないだろうなと思っていたら、案の定適当。特撮知らない人にはちゃんとデウスエクスマキナと見てくれたらしいですが、あんなバレバレなウルトラマン機械仕掛けの神などと言われたら、ウルトラマンを馬鹿にしてるようにしか見えない。なぜこんな特撮ファン歓喜なネタが使えてこんな後味の映画になるのか。何より辛いのが主人公の山田涼介演じるアラタと土屋太鳳演じるユキノの恋愛要素の核になっているからなのかウルトラマンだと気付かせたいのか、光の巨人を示唆するシーンが3、4シーン入る。特撮ファンは嫌でも気づく。そしてオチとして面白くない。いやオチというよりそこまでの流れが面白くない。更に客がウルトラマンだと気付かない。下ネタで滑るよりきつい。この映画がなんとなく叩かれる最大の要因な気がしてます。

全ての要素が大半の客に届いてない。

 

・映画として

とにかく下ネタ、政治ネタの滑り方はもう散々言われてるのでこれ以上言及しませんが、最後に締めとして言わせてもらうのであれば、映像として最悪の出来に近いです。

ギャグが滑っていてストーリーもない、演技は良さそうだがカメラワークやスローモーションが悪い。音量バランスが変でちょくちょくセリフが聞き取りづらい。シーンの並びが分かりづらく、何でこうなったか、何がしたいかよくわからない。これは見ていて不快です。令和のデビルマンは言い過ぎとも言われてますが、別ベクトルかもしれませんが同レベルだと言いたい。技術不足の駄作と何ら変わらない出来の悪い映画です。

 

 

 

とりあえず言いたい事は書いた気がする。言おうと思えばもっと悪く言えるかも知れません。

最後に出演者、製作陣、観客含め、面白くないなら無理に面白いところ見つけず、つまらないと言ってほしいなと痛感しました。